“e-flat”BLOG


e-personの石戸です。

 

 前回は、外国人の人材採用(雇用:ベトナム人採用)の現状から見えてくる課題とあるべき姿について、お話しました。 https://east-flat.com/index.php/blog/e-person-1

今回は、ベトナム人材の雇用についてe-personのコンサルティングから、日本での就労を希望するベトナム人へのアドバイスと、受け入れをいただく企業様へお伝えしたいことをまとめてみました。

 

 以前にも書きましたが、私の両親はベトナム人です。私は日本の国籍を得て日本の社会で育ちました。多くの経験と学びから、仕事に就くことの幸せがどういうことかを考えてきました。私が掲げるe-personのキャッチフレーズ「あなたの大事を大切にする」とは、「採用してよかった。」「入社してよかった。」と、採用する側も雇用される側も双方で思いあえることをゴールとしたいと考えているからです。外国人雇用で重要なのは、なによりも日本人と外国人が相互理解を深め共生することです。

 

 とくに、ベトナム人の皆さんにお伝えします。

 

 一つは語学です。日本語はなかなか難しい。日本語習得のための試験勉強も、希望する就職先も見つけるためには必要なことでしょう。でも、日本語を覚える力が強いだけではうまくいきません。日本のこと、とくに日本のマナーや文化のことも知らないといけません。そもそも、国の成り立ちから違うわけですから、日本人の考え方や価値観もインプットしておかないとコミュニケーションが十分にとれません。

仮の話ですが、ある会社の社長が、採用したベトナム人に段ボールの箱の片づけを頼んだとします。ベトナム人は自分が一番やりやすい方法で早く片付けようとしますが、やり方が地ベタに座りこんで箱を折りたたもうとします。その方が楽だからです。ところが、日本人からみると仕事中に座り込むこと自体が好ましくないと見て取ってしまいます。行儀が悪いと思われてしまうわけです。

 

 些細なことですが、こうしたことの積み重ねが誤解や不信の始まりになっていきます。

 

 e-personは、そうした些細なことのボタンの掛け違いをよく知っています。だから、日本で働こうという人は、ひとりで悩み、迷い、考え込まないように。日々の生活が充実していかなければ、気持ちよく働くこともできません。希望をもって夢を実現していくこともできません。仲間内で励まし合うことも大切ですが、もう一歩前に出て、日本の人たちと理解しあう気持ちを持ちましょう。そのために、e-personがあります。

 

 皆さんには、一人ひとりに個性があり持ち味があります。それを十分生かして、日本の会社の中で認めていただけるようになるために、石戸は応援しています。

日本で働く強い気持ちがあるなら、まずはe-personとコンタクトしてみてください。就職先を紹介するだけがe-personの務めではありません。皆さんが自立して日本の社会で自信をもって暮らしていけるようにすること、そのためのフォローを考えています。

 

 さて、ベトナム人を受け入れてくださる企業様側にいくつかお伝えしたいことがあります。

 

    一番大切なことは、「ビザ」です。企業が求める「業務」と「就労ビザ」がマッチングしていないことから優秀な外国人材が採用できない企業様が多くみられます。

   在留資格つまり「日本には何種類のビザあるのか?」から知ってみてはいかがでしょうか。まずは、なんのビザを取得することが当社(企業)にとってベストかを考える必要があります。

また、永住者以外は、日本での在留期間が存在します。なかなか聞きなれない言葉ですが、ベトナムから来た彼らは決まった期間しか日本にいることができません。1年・3年・5年に一度は国 (出入国在留管理局) に申請して在留期間の更新をする手続きが必要になります。

 

    二つ目は、日本とベトナムでの「働く」という価値観の違い、として文化の違いから「誤解」や「勘違い」が起きることがあります。よくある例が採用した外国人がなかなか職場に溶け込めず辞めてしまうケースです。中小企業様の立場からすると、採用費用と時間をかけながら結果、離職してしまうのは大きな痛手です。

 

 e-personではコンサルティングの事例からいくつかのヒントを見つけています。ひとつは、社長がベトナム人材の採用に積極的でも現場がそうでないケースがあります。

また、管理職やともに働く社員の皆さんに国の「違い」に対する偏見が払拭できていない場合もあります。

また、先ほどの段ボールの片づけは例えですが、日本語があまり得意でないベトナム人とのコミュニケーション不足が原因で、お互いの気持ちが通わなくなってトラブルになるケースです。

 

 国内の人事採用と違って、例えばベトナム人の採用となればさまざまなフォローが必要になります。採用後も長く活躍してもらえる人材を確保するためにも、受け入れ側の職場環境と働くベトナム人の双方にストレスがない状態を保たなければなりません。そこは、人材紹介後のさまざまなアフターフォロー (コンサルティング) が必要です。

 

 お伝えしたいことはたくさんありますが、入社した後でも受け入れ側の企業様にも働くベトナムの人たちにも、お互いを理解し合える環境を保つことができるか、がとても重要です。

e-personは双方の緩衝材として務めを果たすことを考えるコンサルティングが特徴です。

ぜひ、一度 お声がけください。

 

e-person(イーパーソン)サイト http://east-person.com/

   

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